注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
山岳救助ボランティア・島崎三歩(小栗旬)のもとで、山岳救助隊新人・椎名久美(長澤まさみ)が様々な困難に立ち向かって一人前になっていく話、というとあらすじとしてはこれで終わりになってしまいますね。
もう少し細かく説明すると、舞台は穂高あたりでしょうか?(よく分からなかった。ロケ地はアチコチのようです。)
なかなか成果のあげられない久美は、悪天候で多重遭難が起きヘリで救助に向かいますが急激に発達した低気圧(爆弾低気圧)のせいで、強風の中遭難者と共に雪崩に巻き込まれクレバスに落ちます。
危険を冒して救助に来た三歩が見たものは、遭難者を背負って何とかクレバスから脱出しようとしてそのまま心肺停止状態になった久美の姿でした。
【感想】
私は山にも登っているのですが夏山限定なので、冬山の本当の恐ろしさは知りません。
それでもその困難さは想像できます。
思い通りにならない天候を待たねばならないし、タレントを危険にさらせないだろうし、大体機材の扱いが大変でしょ!
それは、と言いたい場面も有るでしょうが、敢えて冬山の映画を撮ったのは拍手ものでしょう。
さあ、かえろう … 。
雪面の上を走り回る三歩のパワーには脱帽ですが、そんなことをしていいのかな?
北アルプスは自分の庭みたいなものですから大丈夫なんですね!
そんなに重いドラマは展開しません。
冬山の風景がきれいです。
山に関心のない方もこれを見て、たまには命の重さを考える糸口になればいいなと思います。
原作は漫画だそうですが、一度読んでみたいと思わせる一本です。
2018.09. ................ 傑作映画館の目次ページへ